ブラジル地理統計院(IBGE)の6月の月間小売調査( PMC)によると、工業製品税(IPI)の減税効果が表面化してきて小売販売は前月比1.5%増加、前月の0.8%の減少から一転して増加している。
6月の小売販売の1.5%増加は1月の3.1%に次ぐ伸び率を記録したために、昨日のサンパウロ平均株価(Ibovespa)は2.16%と大幅に押し上げる効果につながった。
今年6カ月間の小売販売は前年同期比9.1%、過去12カ月間では7.5%とそれぞれ大幅に増加、第2四半期の国内総生産(GDP)伸び率は製造業部門が不調にも関わらず、WestLB銀行のアナリストのルシアーノ・ロスタグノ氏は予想よりも伸びると見込んでいる。
LCAコンサルタント社のエコノミストのパウロ・ネーヴェス氏は、最終四半期のGDP伸び率が3.3%に拡大すれば今年GDP伸び率は1.8%に達すると予想している。
6月の小売販売はIPI減税政策が適用されている自動車並びに洗濯機、冷蔵庫などの白物家電販売が好調であったが、情報機器や通信機器などの販売は予想以下であった。
6月の自動車並びにオートバイ、自動車パーツ販売は前年同月比16.4%、家電は5.3%とそれぞれ増加、好調な雇用並びに実質賃金の上昇、銀行金利の金利低下、クレジットの拡大なども小売販売の増加につながっている。
インフレ圧力の軽減並びに一般消費の拡大などの要因で、多くのエコノミストは中銀が今後も政策誘導金利(Selic)を引き下げると予想、年末には7.25%まで引き下げられる可能性がでてきている。(2012年8月17日付けエスタード紙)