7月のインフレ指数である広範囲消費者物価指数(IPCA)は、トマトや蔬菜類の価格上昇が牽引して0.43%上昇したために4月の0.64%に次ぐ物価上昇を記録、今年7カ月間では2.76%、過去12カ月間では5.2%上昇している。
米国の穀倉地帯を襲っている旱魃で、大豆並びにトウモロコシの国際コモディティ価格が大幅に上昇した影響で6月のIPCA指数の上昇を牽引したが、7月はトマトやニンジンなどの値上がりがIPCA指数を押し上げている。
また大豆やトウモロコシは食料品の原材料や家畜の飼料に利用されるために、今後は牛肉や豚肉の値上がりにつながると予想されており、またペトロブラス石油公社によるガソリンやディーゼル燃料価格の値上がりも予想されている。
中銀の通貨政策委員会(Copom )による政策誘導金利(Selic)が今後も継続して引き下げられると予想、また連邦政府の一連の経済活性化政策の効果が表面化するために、消費拡大によるインフレ圧力が強まると予想されている。
米国の旱魃で穀物の国際コモディティ価格が上昇した影響で、8月初めの総合市場物価指数(IGP-M)は、1.21%と7月初めの0.95%を大幅に上回っている。
6月のIPCA指数は0.08%、7月は0.43%、IPCA指数を構成する食品・飲料は前記同様に0.68%、0.91%、住居費は0.28%、0.54%、生活用品はマイナス0.03%、マイナス0.01%、衣類は0.39%、0.04%、公共輸送費はマイナス1.18%、マイナス0.03%、健康保険・衛生費は0.38%、0.36%、教育費は0.06%、0.12%、通信費はマイナス0.01%、0.15%となっている。
また6月のトマトの値上がりは11.5%、7月は50.4%、前記同様にニンジンは5.8%、17.8%、ニンニクは5.9%、12.3%、黒フェジョンは、南大河州の旱魃の影響を受けて3.5%、6.1%とそれぞれ値上がりしている。(2012年8月9日付けエスタード紙)