ブラジル地理統計院(IBGE)の発表によると、6月の製造業部門の生産は予想を大幅に下回る前月比0.2%の増加に留まって、製造業の回復基調になったとは明言できない伸び率に留まっている。
今年の上半期の製造業の生産は、連邦政府による工業製品税(IPI)の減税政策の導入並びに政策誘導金利(Selic)の連続した切下げ、クレジット拡大などにも関わらず、前年同期比マイナス3.8%、前月同月比マイナス5.5%と2009年9月以来の大幅な減少を記録している。
製造業部門の大半のセクターでは在庫一掃したにも関わらず、前月比では生産が落ち込んでおり、特に鉄鋼セクター並びにパルプセクター、ゴムセクター、プラスティックセクターなどの中間財生産セクターの落ち込みが目立つ。
6月の製造業部門の生産は、27セクターのうち15セクターでは前月比で落ち込んでおり、特に中間財はマイナス0.9%、しかし資本材は1.4%、消費財は2.9%、耐久消費材は4.8%、非耐久消費財は1.8%とそれぞれ増加している。
今年上半期の資本財の生産はマイナス12.5%、前年同月比でマイナス15.3%、中間財は前記同様にマイナス2.5%、マイナス4.5%、消費財はマイナス2.5%、マイナス2.8%、耐久消費財はマイナス9.4%、マイナス6.0%、非耐久消費財はマイナス0.3%、マイナス1.8%となっている。(2012年8月2日付けエスタード紙)