連邦政府は低所得者層向けの大衆住宅"私の家、私の暮らし"プロジェクトや港湾、道路、鉄道建設などのインフラ整備部門に大型投資を行っているにも関わらず、用地接収で計画が大幅に遅れている。
昨年6月までのPACプロジェクトの訴訟問題の用地接収問題は全体の42%であったが、今では全体の2/3に相当する比率まで上昇して、PACプロジェクト推進の足かせとなっている。
連邦総弁護庁(AGU)の統計によると、2万件のPACプロジェクトのうち8,609件で訴訟問題が発生、そのうち用地接収問題は5,405件に達しており、特に水力発電所並びに住宅建設、上下水道、道路、空港建設プロジェクトでの用地接収問題が多く発生している。
国家プロジェクトのための用地接収は法律的には強制立ち退き命令を出せるが、実際には土地価格や騒音など問題があるために、用地接収に時間を要してプロジェクトの計画が遅れる。
サンフランシスコ河の水を利用した東北地域のセルトンと呼ばれる半乾燥地帯への大規模灌漑プロジェクトの水路建設のための用地接収が遅れており、またピアウイ州のセルトン地域とセアラー州ペセン港並びにペルナンブーコ州スアペ港を結ぶトランスノルデスチーノ鉄道の用地接収はそれぞれの州政府が実施するが、非常に遅れている。(2012年7月23日付けエスタード紙)