今年の歳入並びに歳出から算出される年初の国内総生産(GDP)伸び率は4.5%を目標に設定されていたにも関わらず、ヨーロッパの財務危機並びに米国の景気先行き不透明感の増加、中国の国内経済の減速などの影響を受けて、財務省並びに予算管理省では、GDP伸び率を大幅に下方修正すると予想されている。
連邦政府の今年のGDP伸び率は4.5%から大幅な下方修正となる2.7%から3.0%の間と予想されているが、中銀ではすでに2.5%まで下方修正をしており、金融市場のエコノミストは2.0%前後を予想している。
国内経済の減速並びに白物家電や自動車向け工業製品税(IPI)の減税政策の導入などの影響で、今年5カ月間の国庫庁の歳入はすでに予想を200億レアル下回っている。
今年の連邦政府の財政プライマリー収支黒字目標は、GDP比3.1%に相当する1,398億レアル、連邦政府のプライマリー収支黒字目標は970億レアル、州政府並びに市町村は428億レアルが見込まれている。
今年5カ月間のプライマリー収支黒字は、GDP比3.6%と連邦政府の今年の目標3.1%を0.5%上回っているにも関わらず、昨年同期はGDP比3.9%であったが、最終的にはGDP比3.1%まで減少したために、テンデンシア・コンサルタント社のエコノミストのフェリッペ・サルト氏は、今年もプライマリー収支黒字のGDP比3.1%は難しいと予想している。
今年5カ月間の歳入は前年同期比5.7%増加、プライマリー収支黒字のGDP比3.1%を達成するためには、今後の連邦政府の歳出を7.3%増加、歳入を6.5%増加しなければならないために、Tullett Prebonコレトーラ社のチーフエコノミストのフェルナンド・モンテ-ロ氏は非常に難しいと予想している。(2012年7月11日付けエスタード紙)