ヨーロッパの債務危機問題や中国の経済成長率の下方修正などの影響を受けて、今年のブラジルの国内総生産(GDP)伸び率の大幅な減少予想並びにインフレ圧力の低下などの要因で、中銀の通貨政策委員会(Copom)の議事録では、今後も引き続き政策誘導金利(Selic)の切下げを予想している。
多くの金融アナリストは、7月並びに8月の中銀のCopom委員会で、Selic金利がそれぞれ0.5%切下げられて、今年末のSelic金利を7.5%と予想しており、ポウパンサ預金の金利もさらに低下すると予想している。
連邦政府は、国内経済活性化のために工業製品税(IPI)の減税政策や社会保障院(INSS)積立金の免除、更にブラジル マイオール プランの減税政策の拡大などを図っているが、製造部門向け投資が減少してきている。
中国のGDP伸び率の下方修正並びに欧米の景気悪化による鉄鉱石需要などの低下で、国際コモディティ価格が減少して、インフレ圧力が後退してきていることもSelic金利の引下げ幅の拡大につながっている。
サンタンデール・アセット・マネージメント社並びにブラデスコ・コレトーラ社、バークレイ・キャピタル社、BTG パクツアル社は、年末のSelic金利を8.0%から7.5%に下方修正している。(2012年6月9日付けエスタード紙)