ギリシャのユーロ圏脱退やスペイン並びにイタリアの銀行救済、フランスの大統領交代、中国並びに米国の経済指標の悪化などの要因で、世界の株式市場が大荒れしている。
5月の投資収益では、31日の国際通貨基金(IMF)がスペインの緊急対応策をめぐり協議しているとの報道を受けて、サンパウロ平均株価(Ibovespa)は1.29%上昇したにも関わらず、5月のIbovespaはマイナス11.86%と大幅に下落、リーマンブラザーズ銀行の破綻をきっかけとした世界金融危機直後の2008年10月の24.8%の下落に次ぐ記録、今年5カ月間のIbovespaはマイナス3.99%となっている。
ヨーロッパの債務危機の影響を受けて、世界の大半の通貨は対ドルで大幅に下落しており、またブラジルの今年の国内総生産(GDP)は、連邦政府の目標を大幅に下回る3.0%以下に下方修正されている影響も後押しして、5月のドルの為替は、5.82%上昇して投資の収益率ではトップとなっている。
5月のインフレ指数である総合市場物価指数(IGP-M)の1.02%を上回ったのは、唯一、ドル投資だけであり、銀行間預金ファンド(DI)は0.57%、ポウパンサ預金は0.55%、10万レアル以上の銀行定期預金証(CDB)は0.54%、5,000レアル以下の預金証(CDB)は0.43%、銀行定期金は0.20%とそれぞれインフレ指数を下回っている。(2012年6月1日付けエスタード紙)