ジェツリオ・ヴァルガス財団(FGV)の調査によると、4月から5月にかけて製造業部門の14セクターのうち自動車セクター並びに家具セクター、機械・装置セクター、繊維セクター、履物・衣類セクター、非鉄金属セクターの6セクターで、在庫が大幅に増加している。
中銀の最終フォーカスレポートによると、今年の国内総生産(GDP)伸び率は3.0%以下に留まると予想、連邦政府の目標であるGDP伸び率4.5%を大幅に下回る予想となっている。
昨日、ギド・マンテガ財務相は、一連の減税措置並びに金利の切下げ、クレジットの拡大による景気刺激策の効果が表面化するのに、多少時間を要すると説明している。
1,259社の上場企業対象の在庫調査によると、現在の在庫が過剰在庫と回答した企業は8.8%に達しており、4月の5.2%から大幅に増加、昨年5月の4.7%の2倍近い数字となっている。
2008年から2011年のブラジルのGDP伸び率は10.1%、年間平均では3.25%、しかし、同期間の製造業部門のGDP伸び率は2.6%、年間平均では僅かに0.85%と停滞しており、第一次産品の生産並びに輸出増加に対して、脱工業化が進んできていると憂慮されている。
製造業部門の生産低下は、レアル高の為替の影響を受けて輸入増加による輸入部品の組立による完成品の製造業の様相となってきており、国際コモディティ価格の上昇並びにブラジルの鉱業部門並びに農畜産部門の競争力の増加で、一層の一次産品の比率が増加してきている。
2008年から2011年の国内消費の伸び率は16.2%、年間平均では5.1%、投資は上記それぞれ18.5%、5.8%、商業部門は13.5%、4.2%、輸入は37.7%、11.2%、輸出は5.9%、1.9%となっている。
2008年から2011年に最も生産が減少したセクターとして、電気材料・通信機器セクターはマイナス21.6%、繊維セクターはマイナス16.7%、機械・装置セクターはマイナス16.1%、履物セクターはマイナス12.7%、衣類セクターはマイナス5.6%となっている。
この期間に最も生産が増加したセクターとして、飲料セクターは18.8%、医療機器セクターは17.8%、医薬品セクターは11.8%、自動車・農業機械セクターは10.4%とそれぞれ大幅に増加している。(2012年5月29日付けエスタード紙)