就労・失業者管理センター(Caged)の統計によると、今年初めの4カ月間の新規雇用は、前年同期比20%減少の70万2,059人、4月の新規雇用は、21万6,974人と世界金融危機の影響を引きずっていた2009年4月以来の最低の新規雇用となっている。
過去12カ月間の新規雇用は、170万人と連邦政府の今年の新規雇用目標の200万人を大幅に下回っており、ギリシャをはじめとしたヨーロッパの債務危機並びに米国の景気の回復の遅れ、ブラジルの雇用創出の中心である製造業の不振などの影響を受けて、今年は200万人の新規雇用は難しいと予想されている。
今年4カ月間の新規雇用は、調査対象の8セクターで増加、4月の製造業セクターの新規雇用は、過去3年間で最低の3万人に留まったにも関わらず、前月比では大幅に回復している。
4月の鉄鋼セクター並びに自動車セクターは、在庫増加の影響を受けて大幅な解雇につながったもののサービスセクターは8万人、建設業セクターは4万600人それぞれ大幅な新規雇用となっている。
今年4カ月間の製造業セクター並びに商業セクターの新規雇用は不振に終わり、特に食品・飲料セクター並びに小売セクターでは解雇が大幅に増加している。
過去12カ月間の製造業の新規雇用は1.4%の増加に留まったが、建設セクターはインフラ整備の大型プロジェクト並びに大衆住宅建設プロジェクトが牽引して9.6%と大幅に増加している。
4月から毎年、新規雇用が増加する傾向にあるにも関わらず、今年の傾向は例外となっている。昨年8月から連続して切り下げられている政策誘導金利(Selic)の効果が表面化する下半期から新規雇用が増加するとProsper Corretora社のチーフエコノミストのエドアルド・ヴェーリョ氏は予想している。(2012年5月18日付けエスタード紙)