ジェツリオ・ヴァルガス財団(FGV)の調査によると、国内の消費減少並びにレアル高による為替の影響などで工業部門の輸出が減少して、4月の製造業部門の1/3のセクターの在庫が平均を大幅に上回っている。
中銀の通貨政策委員会(Copom)は、昨年8月から連続して政策誘導金利( Selic)を切り下げて、銀行のクレジット金利が大幅に減少しているにも関わらず、製造部門の在庫増加による生産調整のために、金利減少は製造部門の投資増加に結びついていない。
3月の製造部門の生産は前月比マイナス0.5%、前年同月比ではマイナス2.1%と大幅に落ち込んでいるために、今後もCopom 委員会によるSelic金利の切り下げが予想されている。
建材向け非鉄金属セクターの29.2%の企業が適正在庫を上回る在庫を抱えており、バス・トラックセクターの25.1%、衣料セクターの24.1%、自動車セクターの13.6%、プラスティック包装セクターの11.9%がそれぞれ大幅な在庫を抱えている。
2万5,000社の衣料メーカーが加盟しているブラジル衣料協会(Abravest)のロベルト・シャダジ会長は、「一般消費者向け衣料の在庫は45日分で適正在庫を大幅に上回っている」と憂慮している。
また4月の農業機械メーカーの過剰在庫を抱えている企業は全体の10.7%、酪農製品メーカーは11.3%、機械・装置メーカーは11.6%と過剰在庫となって、3月の在庫水準を上回っている。(2012年5月6日付けエスタード紙)