ブラジル地理統計院(IBGE)の発表によると、連邦政府のブラジル マイオール プランの減税適用による景気刺激策の導入並びに昨年8月から連続6回のSelic金利の引下げなどにも関わらず、3月の製造業を中心とした鉱工業部門の生産は、前月比マイナス0.5%となった。
今年第1四半期の鉱工業部門の生産は前年同期比マイナス3.0%、過去12カ月間ではマイナス1.1%、3月の生産は、前年同月比マイナス2.1%とそれぞれ予想よりも大幅に回復が遅れている。
サフラ銀行のエコノミストのマルセロ・フォンセッカ氏は、第1四半期の国内総生産(GDP)の伸び率を0.8%と予想していたが、0.5%から0.6%と下方修正をしている。
産業開発研究院(Iedi)では、第1四半期の鉱工業部門の不振はレアル高の為替による競争力の低下だけではなく、欧米の経済停滞や世界の貿易縮小などの要因でブラジル国内経済にブレーキがかかっており、鉱工業の回復開始は下半期にずれ込むと予想している。
3月の中間財の生産は前月比でマイナス0.9%、非耐久消費財並びに半耐久消費財はマイナス0.8%、しかし資本財は3.8%、耐久消費財は3.4%と好調であった。
3月の自動車生産は前年同月比マイナス5.7%、耐久消費財はマイナス4.7%とそれぞれ大幅に減少したために、資本財や耐久消費財の生産伸び率の足枷となっていた。
過去12カ月間の資本財はマイナス1.5%、第1四半期はマイナス11.4%、中間財はマイナス0.5%、マイナス1.3%、消費財はマイナス1.7%、マイナス2.3%、耐久消費財はマイナス6.1%、マイナス11.6%とそれぞれ大幅に落ち込んでいる。(2012年5月4日付けエスタード紙)