ブラジルは肥料の3大要素の一つであるカリウムの90%に相当する400万トンを輸入に依存しているために国内での開発が急がれていたが、ペトロブラスが1970年代にアマゾン流域で石油開発調査中に発見していたカリウム鉱山をPotássio do Brasil社が再調査して大型鉱山であることを確認した。
同社ではこのカリウム鉱山の含有量は32.59%で5億トンの埋蔵量を見込んでおり、今後5年間に25億ドルを投資して2016年から200万トンの生産を見込んでいる。
ブラジルはカリウムをカナダやロシアから輸入、2016年の生産開始でカリウムの輸入比率は50%を下回る可能性あるが、鉱山はマデイラ河とアマゾナス河の合流地域にあるために輸送コストが高くなる。
肥料用原材料の国際コモディティ価格は2008年から上昇の一途をたどっており、世界最大の資源メジャーの英豪BHPビリトンがカナダの肥料大手ポタシュ ・コーポレーションに敵対的TOBを 仕掛けており、またポタシュは中国の化学大手とも交渉しているとの報道もあり、カリウムをめぐる争奪戦が展開されている。(2010年9月9日付けエスタード紙)