中国の鉄鉱石のスポット価格が過去50日間も価格が低迷していたが、昨日は117ドルから121ドルと3%上昇、しかし大半の市場関係者は最終四半期の価格上昇を予想していた。
昨年までは鉄鉱石価格交渉は年1回で1年間の価格を決めるベンチマーク方式であったが、今年から四半期ごとに市場価格で改定するスポット価格連動方式に変更している。
ヴァーレ社は鉄鉱石生産ではフル操業で年産3億トンを生産、またカラジャス鉱山近くのセーラ・アズール鉱山開発の環境ライセンスが認可されれば、2014年もしくは2015年から年産9,000万トンの鉄鉱石の生産増加が可能となる。
中国のGDPが年間2桁台の伸び率を記録して鉄鉱石需要を牽引しているために、今後3年間の鉄鉱石価格は100ドル前後で推移すると市場関係者は予想している。
しかし鉄鉱石、石炭やコークスなどの鉄鋼生産のコストが大幅に上昇しているために、製鉄会社では自動車メーカー、家電や建材メーカーへの価格転嫁交渉では難航すると予想されている。(2010年7月21日付けヴァロール紙)