ヴァーレ社は世界粗鋼生産ランキング5位のJFEスチールと今年の鉄鉱石価格を交渉中で1回目の3月に40%の値上げ、2回目の4月に更に40%の値上げで90%を超える値上げ交渉を行っている。
今回の2回連続の値上げ方式は中国、ヨーロッパやブラジルの製鉄会社にも適用され、旺盛な中国の鉄鉱石の需要があるために強気の交渉が予想されている。
ヴァーレ社は1回目の値上げは2008年の鉄鉱石価格の水準まで回復、2回目の値上げは適正な価格水準維持のためであると説明している。
中国の春節後の鉄鉱石のスポット価格はトン当たり138ドルまで上昇して昨年のベンチマーク価格55ドルから大幅に上昇、また鉄鉱石生産会社では今後は年間契約から四半期ごとに期間を縮小して、価格修正を頻繁に行うと予想されている。
ブラジルなどの製鉄会社は鉄鉱石価格に左右されない川上から川下までの事業形態に移行しつつあり、自社での鉄鉱石確保のためにウジミナス社やゲルダウ社は鉱山の買収を行っている。(2010年3月5日付けヴァロール紙)