先週末に発生したマグニチュード8.8に達するチリの巨大地震で輸送部門のインフラの被害や銅鉱山へのエネルギー供給が停止しているために、短期的に銅鉱石のコモディティ価格は8%から11%の上昇が見込まれて、トン当たり8,000ドルまでの値上がりが予想されている。
今回の巨大地震による被害は国内総生産(GDP)比15%に相当する300億ドルが見込まれており、今年のGDPの予想伸び率6.0%は大幅に減少すると見込まれている。
世界最大の銅鉱石生産会社Codelco社のEl Teniente鉱山とAndina鉱山で年産60万トンを生産しているが、地震の発生でエネルギー供給停止の影響を受けて操業中止を余儀なくされている。
またアングロ・アメリカン社のLos Bronces 鉱山とEl Soldado鉱山で年産28万トンの生産しているが、操業停止を余儀なくされている。
これらの4銅鉱山はチリの銅鉱石生産の16%に相当、銅鉱石の輸出はチリの輸出総額530億ドルの半分に相当、また世界の銅鉱石輸出の36%に相当するために国際コモディティ価格に大きく影響を及ぼすと予想されている。
サン・アントニオ港とヴァルパライソ港が地震の影響で閉鎖されているために今後は銅鉱石などの輸出に大きく影響がでると予想されているが、GDP比12%に相当する外貨準備金を使用でインフラ部門の復旧を急ぐと予想されている。(2010年3月1日付けヴァロール紙)