金融危機の影響で世界的に鉄鉱石需要が減少した影響を受けて、昨年のヴァーレ社の純益は51.8%減少の102億5,000万レアルまで減少、レアルの為替が大幅に上昇したためにドル換算では59.5%減少の53億5,000万ドルであった。
金融危機直後にヴァーレ社は操業の中止や人員整理でルーラ大統領から名指しで批判されたが、世界経済の回復並びに中国の鉄鉱石需要に牽引されて昨年の最終四半期の純益は前年同期比7.7%増加の26億3,000万レアルまで回復してきている。
昨年のヴァーレ社の鉄鉱石部門の売り上げは前年比31.5%減少の498億1,000万レアル、純益は46.75%減少の186億5,000万レアル、鉄鉱石販売量は14.1%減少の2億5,340万トンであった。
しかし金融危機にも関わらず、中国向け鉄鉱石輸出は1億4,390万トンのヴァーレ社の売り上げの36.9%に達しており、また昨年のニッケルの販売は18.8%減少の22万4,000トンであった。
今年の鉄鉱石需要は世界経済の回復並びに国内での大型インフラ整備プロジェクト、大衆住宅建設プロジェクトなどが目白押しで大幅な増加が予想されている。
今年の同社の投資は129億ドルが予算に計上されているが、ブラジル国内では肥料会社Fosfértil 社の買収、昨日はMosaic 社との間で10億2,900万ドルの資本参加など果敢に肥料事業での世界的トップ企業を目指している。(2010年2月11日付けエスタード紙)