中国の旺盛な鉄鉱石需要や世界経済回復による欧米諸国の需要増加で、今年の鉄鉱石価格は最高50%まで上昇すると市場関係者は予想している。
ドイツ銀行はヴァーレ社の鉄鉱石価格の値上がりを13%から36%に上方修正、ゴールドマンサックス並びにBanifは20%、クレジット・スイス銀行は15%とそれぞれ値上がりを見込んでいる。
金融危機後に世界的に鉄鉱石需要が大幅に減少したために、昨年のヴァーレ社の鉄鉱石価格は28%、BHPビリトン社並びにリオ・チント社は33%とそれぞれ値下げを余儀なくされたが、今年は昨年の値下がりを回復できると見込んでいる。
過去3ヶ月間の鉄鉱石需要は増加してきて昨日の中国の鉄鉱石のスポット価格はトン当たり132ドルから135ドルに達して、ヴァーレの中国向け鉄鉱石価格82ドルを80%上回った。
メリルリンチ銀行では今年の鉄鉱石需要は18億7,300万トン、供給量は18億1,500万トンと5,800万トンが不足すると見込んでいる。
ヴァーレの今年の鉄鉱石供給量は3億2,200万トン、2011年はカラジャス鉱山から更に1,000万トン、2012年は更に3,000万トンを供給すると見込まれている。
BHP並びにリオ・チントは2億8,000万トン、オーストラリア資本のFMGは3,700万トン、カーザ・ダ・ペドラ鉱山を擁するナショナル製鉄(CSN)は4,000万トンを供給すると予想されている。(2010年1月14日付けヴァロール紙)