世界金融危機の影響を受けて世界的に鉱物資源の需要が減少しているために、ヴェーレ社は今年の投資予算をコスト削減、レアル通貨の下落並びにプロジェクト投資の先送りなどの要因で、投資総額の36.5%に相当する52億ドルの削減を余儀なくされている。
ヴァーレ社はすでに1,300人の人員削減や集団休暇などでコスト削減を図ってきたが、レアル通貨の下落で資本財やサービスなどドル決済部門が圧迫されているために、投資部門の削減に迫られている。
今年のニッケル鉱山開発予算は13億8,100万ドルであったが、世界的な需要減などで18.2%の予算削減を余儀なくされ、長期投資としてオンサ・プーマ鉱山、ゴロ鉱山、トーテン鉱山やサロボ鉱山開発向けに79億ドルの予算が割り当てられていた。
また世界的鉄鉱石需要の落込みでパラー州のカラジャス鉱山並びにセーラ・スール鉱山を中心に、鉄鉱石開発予算が45億5,400万ドルから28億5,300万ドルに削減される。
特に今年のカラジャス鉱山は1億3,000万トンの生産が予定されていたが、鉄鉱石開発予算が7億9,800万ドルから4億5,500万ドルに削減、また2013年までのロジスティック部門への予算も120億ドルから114億ドルに削減される。{2009年5月22日付けエスタード紙}