中国を中心とした鉄鉱石需要によるコモデティ価格高騰でブラジル国内での鉄鉱石増産プロジェクトが目白押しで、昨日もアルセロール・ミッタルによるブラジルのロンドン・マイニング社買収が行なわれた。
メリル・リンチ銀行のレポートによるとブラジルの今年の鉄鉱石生産は3億7,630万トンであるが、7年後の2015年には7億3,420万トンに倍増すると見込まれている。
レポートによると13プロジェクトが計画されており、2015年のヴァーレ社の鉄鋼生産量は競合企業が増産に拍車をかけてくルためにブラジル全体の65%と現在の82.4%の寡占状態から低下する。
ナショナル製鉄(CSN)傘下のカーザ・デ・ペドラ鉱山の2015年の鉄鉱石生産は6,000万トン、9月に40%の資本参加を受けるナミーザ社は4,000万トンが予定されている。
MMXのミナス-リオ並びにアマパを買収したアングロ・アメリカン社は5,970万トンで3位、MMXのAVXとボン・スセッソの生産は3,370万トン、ウジミナスが買収したJメンデスは2,920万トンが予定されている。
ロジスティック部門の投資が遅れ気味であるが、リスクの低いプロジェクトとして鉄鉱山、鉄道、港湾整備を一環して行なうパラー州カラジャスにあるセーラ・ スール鉄鉱山開発プロジェクトは100億ドルの投資で2012年には4,000万トン、2015年には9,000万トンの生産が見込まれている。
今後7年間の鉄鉱石生産の平均伸び率は10%で鉄鉱石需要8.0%を上回っているが、プロジェクトの進行具合は今後の中国の鉄鉱石需要に大きく左右される。(2008年8月21日付けガゼッタ・メルカンチル紙)