資源大手ヴァーレ社の今年第1四半期の純益は、2015年通年の120億ドルの赤字計上から一転して、鉄鉱石の国際コモディティ価格の上昇並びに増産で16億ドルの黒字を計上すると7金融機関では予想している。
しかし今年第1四半期のレアル通貨に対するドルの為替は10%減少した影響で、売上げは前年同期の62億4,000万ドルから約10%減少の56億ドルに留まると7金融機関では予想している。
またヴァーレ社の今年第1四半期の税引前利益に支払利息と減価償却費を加算したもので総資本に対してどの程度のキャッシュフローを産みだしたかを簡易的に示すEBITDAは、前年同期比10%減少の14億5,000万ドルを予想している。
今年第1四半期の含有率が62%の1トン当たりの中国の先物取引の鉄鉱石価格の2ドル上昇や生産コスト削減を優先したためヴァーレ社の純益上昇に寄与した一方で、銅鉱並びにニッケル鉱の国際コモディティ価格が低調に推移したために、大幅な純益増加に結び付いていないと予想されている。
Itau BBA社ではヴァーレ社の今年第1四半期の売上を56億ドル、EBITDAは前四半期比33%増加の18億6,000万ドル、純益は27億2,000万ドルと7金融機関の中では最も高い純益を予想している一方で、BGT Pactual銀行では僅かに8億6,000万ドルの予想となっている。
ブラデスコ銀行ではヴァーレ社の今年第1四半期の売上を54億ドル、EBITDAは前四半期比19%減少の11億ドル、純益は9億9,100万ドルをそれぞれ予想している。
またブラデスコ銀行では今年第1四半期の銅鉱の1トン当たりの国際コモディティ価格は前四半期比4.0%減少、ニッケル鉱は9.5%減少、鉄鉱石販売は前年同期比13.5%増加の6,740万トンをそれぞれ予想している。(2016年4月27日付けヴァロール紙)