ブラジル地理統計院(IBGE)の発表によると、9月の6大都市圏の失業率は前月の5.3%から僅かに上昇して5.4%となったにも関わらず、9月の月間失業率では2002年の統計開始以来で最低記録となっている。
今後の失業率の傾向として、連邦政府による一連の経済活性化政策の効果が現れてきており、また年末商戦向けの臨時雇用の増加で11月から失業率は急速に減少しはじめて、12月には4.5%まで下がると予想されている。
9月の6大都市圏のうち4大都市圏で失業率が減少、南大河州ポルト・アレグレ市は前月並みであったが、サンパウロ市はよりサラリーの高い職場を探すために自己退職した人が多かったために、8月の失業率5.8%から9月は6.5%に上昇している。
9月の部門別の雇用では製造業が前月比0.3%減少、前年同月比では1.3%減少、前記同様に建設業は1.2%増加、0.2%減少、商業は4.8%増加、3.7%増加、アウトソーシングは1.5%増加、0.2%減少、教育・保健・公務員は2.1%増加、0.7%増加、ハウスキーパーは0.2%減少、1.2%増加、その他のサービス業は3.9%増加、2.0%増加している。(2012年10月26日付けエスタード紙)