社会経済開発銀行(BNDES)の調査によると2011年から2014年までの設備投資向け機械装置部門投資総額は鉱工業部門並びにインフラ整備部門の投資総額の56.2%に相当する1兆7,600億レアルを予想している。
2005年のブラジルのGDPに対する投資比率は16.3%と調査対象20カ国で最も低く、中国のGDP比41.5%、スペイン29.4%、インド28.5%や日本の23.1%を大幅に下回っている。
しかしブラジルの設備投資向け機械装置の投資比率はGDP比7.9%と英国5.8%、スペイン7.2%、米国5.8%やその他の平均7.6%を上回っているが、中国の11.5%、インド13.1%並びに韓国の9.1%を下回っている。
ブラジルは投資比率を引上げる必要があるにも関わらず、特にインフラ部門の設備投資がクレジットや税制が足枷となって遅れていたが、BNDES銀行では今後5年間の平均投資比率をGDP比20.9%、2014年には昨年のGDP比18.4%から22.8%に引上げる。
今後5年間の鉱工業部門の設備投資向け機械装置投資は8,321億レアル、そのうち石油・天然ガスセクターの投資は3,557億レアル、そのうち機械装置の投資比率が94%を占める。
鉱工業部門の672億レアルは鉱業セクターの機械装置向け投資、284億レアルは鉄鋼、256億レアルは自動車、214億レアルは紙・パルプ、252億レアルは電気・電子、91億レアルは繊維セクターの機械装置向け投資となっている。
またインフラ部門の機械装置向け投資は2,801億レアル、そのうち電力エネルギーセクターは852億レアル、通信557億レアル、衛生251億レアル、鉄道466億レアル、道路396億レアル、港湾140億レアル並びにその他のインフラセクターは138億レアルとなっている。
ブラジル機械装置工業会(Abimaq)では今年4カ月間の機械装置の資本財輸入はレアル高の為替が牽引して前年同期比32.5%増加の89億ドル、今年の貿易収支は55億ドルの赤字を計上して記録を更新すると予想している。(2011年6月20日付けエスタード紙)