ジウマ・ロウセフ大統領はワールドカップ開催地の州知事並びに市長との会議後に、年間利用客総数が4,370万人に達するグアルーリョス、ヴィラコッポス並びにブラジリアの国際空港の2012年下半期の民営化の決定を発表した。
空港管理並びにオペレーション部門の民営化で外資系企業も入札に参加可能、コンセッション期間などの入札条件の発表は今年12月が予定されており、またブラジル空港インフラ業務公社(Infraero)の株式上場はジウマ政権末までに行われる。
連邦政府はワールドカップ開催に間に合わすために、空港ターミナル建設のみの民営化コンセッションを検討していたが、空港コンセッションを手広く行っている外資系企業にInfraero公社の業務を開放することに軸足を切り替えた。
民間コンセッションは51%、Infraeroが49%の資本参加で主導権は民間企業が握り、またInfraero公社の株式公開で蔓延化しているぬるま湯的な経営方針を一掃する狙いがある。
しかしグアルーリョス空港の第3滑走路建設は技術面や政治面から困難が予想されているために、ヴィラコッポス空港の第2滑走路は建設中にも関わらず、さらに第3滑走路を建設して、国内最大の国際空港建設の可能性がでてきている。
またワールドカップまでに50億レアルを投資して開催地の空港整備を予定されているにも関わらず、グアルーリョス空港だけでも12億レアルの投資が必要なために、投資予算の見直しも話し合われた。
3国際空港の民営化後には年間利用者が2,920万人のリオのガレオン空港並びに630万人のミナスのコンフィン空港の民営化が予定されており、ワールドカップ向けのガレオン空港への投資予算は6億8,730万レアル、コンフィン空港へは4億860万レアルが予定されている。(2011年6月1日付けエスタード紙)