ブラジルのサントス港とチリのイキイキ港をボリビアのタリジャ経由で結ぶ総延長距離が3,800キロに及ぶ南米大陸縦断ルートの開通が大幅に遅れていたが、ボリビア国内の200キロメートルの道路の舗装が終了する今年11月に開通が予定されている。
中国を中心とするアジアとの貿易拡大がインフラ整備を促進して、南米の地域統合が推進されるのは新興国同士が共に発展していくモデルとして注目されており、今後のチリとの2国間貿易の拡大が見込まれている。
南米各国はメルコス-ル(南米南部共同市場)による市場統合の効果で域内貿易の比重が上昇しているにも関わらず、同じ大西洋側にあるブラジルとアルゼンチンとの貿易に比べて、太平洋側の国との貿易は交通網が十分確立していないことが大きな制約要因となっていたが、縦断道路開通で大幅に改善される。
昨年のチリの国内総生産(GDP)は7%の伸び率を記録、今年2月の大震災にも関わらず、今年は復興支援プログラムやコモディティ価格上昇などの要因が牽引して、5%から5.5%のGDP伸び率が予想されている。(2010年8月18日付けヴァロール紙)