2010年の大統領選への立候補が確実と見られているサンパウロ州のジョゼ・セーラ知事は就任時から州内でのインフラ整備などに大型投資を行なって おり、昨年のサンパウロ州内への投資は連邦政府の最優先投資である経済成長加速プログラム(PAC)の80億レアルを上回る90億レアル、今年10月まで はすでに127億レアルを投資しているが、PACへの投資82億レアルを大幅に上回っている。
2007年1月の知事就任時には連邦政府からサンパウロ州への予算割当は50億レアルから60億レアルであったが、財務省から67億レアルの新規融資に成功、サンパウロ市外環状線の西部地区の道路コンセション入札による20億レアルなどで資金調達している。
またセーラ知事は州政府が71%の株式を所有しているサンパウロ州金融金庫(ノッサ・カイシャ)をブラジル銀行への譲渡で50億レアルの資金調達を見込んでおり、サンパウロ州電力公社の民営化での資金調達も模索している。
今年のサンパウロ州内の主な投資として地下鉄の延長に20億レアル、サンパウロ州水道会社(Sabesp)による上下水道整備に16億レアル、パウリスタ都市圏鉄道(CPTM)の近代化並びに鉄道延長工事に8億2,100万レアルが見込まれている。
来年の主な投資先は地下鉄の延長工事に35億レアル、道路網の複線化などに13億レアル、サンパウロ市外環状道路工事13億レアル、地下鉄やCPTM向けの車両購入に10億レアル、住宅部門への投資には17億レアルを見込んでいる。
また州道補修工事に5億2,900万レアル、下水道整備並びにゴミ回収に5億1,700万レアルの投資を見込んでおり、サンパウロ州政府の来年の投資総額 は182億9,400万レアル、2010年は157億400万レアルが見込まれている。(2008年11月10日付けヴァロール紙)