社会経済開発銀行(BNDES)では昨年8月には2012年までのブラジルの投資総額は1兆 4,550億レアルと見積もっていたが、世界金融危機の影響で鉱業、製鉄や紙・パルプ業界は世界需要の大幅な落込みで投資計画の変更を余儀なくされ、今では1,550億レアル減少の1兆3,000億レアルに下方修正している。
しかし国内向け投資やインフラ整備部門の投資計画変更は行われずに継続され、通信、電力エネルギー、建設や石油・天然ガス部門の投資計画は続行される。
2012年までのインフラ整備部門への投資総額は年平均11.5%増加の3,190億レアル、建設・不動産部門は8.5%増加の5,357億レアルと金融危機前より僅かに減少したに過ぎない。
金融危機前の鉱工業部門への投資は年平均14%増加が見込まれていたが、国際コモデティ価格並びに世界需要の大幅な減少に伴って、今では9.8%まで落込んでいる。
特に鉄鉱石並びに鉄鋼需要の落込みで投資計画変更や先送りを余儀なくされており、ヴァーレ社と上海宝鋼集団とのジョイントベンチャーであるエスピリット・サント州ヴィトリアでの製鉄所建設は中止か先送りを余儀なくされている。
昨年のBNDES銀行の融資総額は920億レアル、そのうち43%に相当する390億レアルは鉱工業部門向け、インフラ整備部門には39%に相当する350億レアルを融資したが、今年は総額1,208億レアルの融資枠を予定している。
また昨年の零細・中小企業向け融資は前年比45%増加の176億レアル、融資した零細・小企業向けには前年比43%増加の9万9,300件に達しており、この中には個人向け融資も含まれている。(2009年1月30日付けガゼッタ・メルカンチル紙)