サンパウロ州水道会社(Sabesp)のカンタレイラ貯水システムのジャグアリ貯水湖とアチバイーニャ貯水湖を結ぶプロジェクトに33企業が14コンセッションを組んで参加、総工費8億3,000万レアルのプロジェクトに参加を予定している。
ジョアキン・レヴィ財務相は、今年の財政プライマリー収支の目標黒字であるGDP比1.2%に相当する663億レアルを達成のため一連の増税政策の採用を発表している影響で公共事業が大幅に削減しており、またラヴァ・ジャット作戦による汚職問題で関連しているゼネコン大手は資金調達ができていない。
サンパウロ州水道会社(Sabesp)の5億レアルを上回るプロジェクトには通常3コンセッションもしくは最高で4コンセッションが入札に参加するにも関わらず、今回のように14コンセッションの入札参加は初めてとなる。
2014年11月の第7次ラヴァ・ジャット作戦で汚職を摘発されたガルヴォン・エンジェニャリア社並びにOAS社はすでに会社更生法の申請を行っているが、検察庁は賠償金や罰金以外にも、公営企業との業務契約を禁じて財政的な恩典や特別な融資などを受けさせないようにすることも求めており、汚職問題に絡んだゼネコン企業にとっては、今後のコンセッション参加が厳しくなると予想されている。
サンパウロ州水道会社(Sabesp)のカンタレイラ貯水システムのジャグアリ貯水湖とアチバイーニャ貯水湖を結ぶプロジェクトは、パライバ・ド・スール水系からジャグアリ貯水湖を通してアチバイーニャ貯水湖に水を供給するシステム工事で18か月後の完成が予定されている。
このカンタレイラ貯水システム工事が完成すれば10年後には大サンパウロ都市圏以外にもカンピーナス都市圏やサントス地域、ヴァーレ・ド・パライーバ地域にも水道水の供給が可能となる。
総工費8億3,000万レアルのクレジットの90%は社会経済開発銀行(BNDES)、残りの10%はサンパウロ州水道会社(Sabesp)が提供する。(2015年5月7日付けエスタード紙)