ギド・マンテガ財務相がニューヨークやロンドンで、インフラ投資のためのロードショーを行って、海外投資家のブラジル国内への投資を促しているにも関わらず、海外投資家は、レアル通貨の為替下落による収益性の悪化やインフラ整備のための民営化コンセッション入札の大幅な遅れなどを指摘している。
インフラ整備向けコンセッションの投資総額は、4,701億レアルに達するにも関わらず、社会経済開発銀行(BNDES)は、インフラプロジェクトに対して最大80%までのクレジットを提供するが、海外からの資金調達が必要となっている。
BNDE銀行以外にも民間銀行のクレジット、インフラプロジェクト向け国債発行、外債発行、資金調達手段の一つである頼母子講的な民間互助組織「コンソルシオ」などでの資金調達が必要となっている。
連邦政府は鉄道並びに道路、空港、港湾などのインフラ整備のための民間コンセッションの入札条件を相次いで発表していたにも関わらず、不明確な規則や低い収益率など国内外の投資家を魅了する条件にはなっていなかったために、ジウマ・ロウセフ大統領は、実業家との会合でインフラ整備向け民間コンセッションの明確な規則、投資家を引き付ける収益率、長期ファイナンスなどの好条件を約束した。
インフラ整備の民営化コンセッションが大幅に遅れているにも関わらず、7,500キロメートルの道路コンセッション並びに1万キロメートルの鉄道コンセッションの入札を年内に実施する。
マンテガ財務相は、今後東京や北京などでもインフラ投資のロードショーを実施して、アジアからの大型投資を促す予定となっているが、昨日、英国のTempleton Emerging Markets GroupのMark Mobius社長は、中国並びにベトナム、ブラジルのインフラ整備部門への投資は魅力的であるとコメントしている。(2013年3月5日付けエスタード紙)