昨日、連邦政府は高速道路や鉄道などの建設に最大1,330億レアルに達する民営化コンセッションなどで民間投資を促すインフラ整備プロジェクトを発表、ブラジル国立経済社会開発銀行(BNDES)がインフラ整備プロジェクトの80%のクレジットを提供する。
また今後数週間以内に空港や港湾のインフラ整備計画を発表、連邦政府は2014年のサッカーワールドカップや2016年のオリンピック開催を前に、鉄道や道路などの国内インフラの整備を加速する。
これらのインフラ整備では民間部門の投資を奨励するが、連邦政府が引き続き事業を主導、インフラ整備プロジェクトを管理する国営企業を設立する可能性も検討されている。
複雑な官僚制度や環境ライセンス認可取得に時間がかかるなどさまざまな問題があり、重税並びに非効率な行政、老朽化するインフラなどブラジルコストと呼ばれるコスト高を軽減するためにも、これらのインフラ整備プロジェクトの早々の着手が余儀なくされていた。
鉄道並びに道路、空港、港湾インフラ整備プロジェクトの民営化の投資促進で、2014年の国内総生産(GDP)伸び率は5.0%に達すると予想、1330億レアルの投資のうち鉄道建設向け投資は795億レアルに達すると予想されている。
このインフラ整備計画には、サンパウロ市を経由するリオ市とカンピーナス市を結ぶ高速鉄道の建設も含まれており、来年5月の民営化コンセッションの入札が予定されており、また空港民営化コンセッションは、官民パートナーシッププロジェクト(PPP)方式になる可能性が濃厚となっている。
EBX社のエイケ・バチスタ社長は、「連邦政府による電力エネルギー料金の引き下げ並びにインフラ整備への大型投資は、ブラジル国内の鉱工業部門並びに農畜産部門の競争力強化並びにコスト削減につながる」と歓迎している。
420億レアルの投資で7,500キロメートルの道路整備が予定されており、バイア州の国道101号、エスピリット・サント州-ミナス州の国道262号、ゴイアス州-トカンチンス州の国道050号、マット・グロッソ州の国道163号が予定されている。
また南マット・グロッソ州の国道163号、同州の国道262号、同州の国道267号、ブラジリア-ゴイアス州の国道060号、マット・グロッソ州-ゴイアス州の国道153号、マット・グロッソ州の国道262号、マット・グロッソ州の国道116号、ブラジリア-ゴイアス州-マット・グロッソ州の国道040号も含まれている。
鉄道建設向け投資では、12鉄道建設で1万キロメートルの鉄道建設が予定されており、サンパウロ市環状鉄道の北部区間並びに南部区間、サントス港向け鉄道、マット・グロッソ州ルッカス・ド・リオ・ヴェルデ-ゴイアス州ウルアスを結ぶ鉄道、ゴイアス州ウルアス-ミナス州コリント-リオ州カンポスを結ぶ鉄道、リオ市-カンポス-エスピリット・サントス州のヴィトリアを結ぶ鉄道建設が予定されている。
またミナス州ベロ・オリゾンテ-バイア州サルバドールを結ぶ鉄道、バイア州サルバドール‐ペルナンブーコ州レシーフェを結ぶ鉄道、サンパウロ州エストレーラ・ドエステ‐パノラマ‐南マット・グロッソ州マラカジュを結ぶ鉄道、南マット・グロッソ州マラカジュ‐パラナ州マフラを結ぶ鉄道、サンパウロ‐パラナ州マフラ‐南大河州リオ・グランデを結ぶ鉄道、マラニャン州アサイランジア‐パラー州ヴィラ・ド・コンデを結ぶ鉄道の建設が予定されている。(2012年8月16日付けエスタード紙)