Ferrogrão(フェログラン)と命名されているマット・グロッソ州シノップ市とパラー州ミリチツーバ市を結ぶ1,142キロメートルの鉄道建設構想は、既に5年間を経過しているにも関わらず、一向に実現する見込みがない。
世界一の大豆生産者である実業家Erai Maggi氏は、大豆やトウモロコシ生産でブラジルを牽引する中西部地域から北部回廊を経由して中国やロシア、ヨーロッパ向け穀物輸出の鉄道建設のための投資ファンドを設立する。
同氏は、マット・グロッソ州北部のシノップ市とタパジョー河隣接のパラー州ミリチツーバ市を結ぶ穀物輸送用鉄道建設のための投資総額127億レアルを調達するための投資ファンドを設立する。
投資ファンドには穀物商社のAmaggi社並びに ADM社、 Bunge社、 Cargill社、 Dreyfus社が参加、またブンゲ社並びにカーギル社、Maggi社、 Dreyfus社の4大穀物メジャーが設立した輸送ロジスティック企業EDLP社の参加も予定されている。
北部回廊経由の鉄道建設で1トン当たりの輸送費は300レアルから110レアルに減少、また輸送日数も4日間の短縮が可能となる。大豆生産者で構成されるAprosoja Brasil協会は、2週間前の総会で投資ファンド設立を全会一致で承認している。
Aprosoja Brasil協会のアントニオ・ガルヴァン会長は、穀物輸送用鉄道建設で、農地価格の上昇並びに輸送コスト削減並びに鉄道運営による収益増加を指摘している。
鉄道建設構想は、2016年9月に発表されたインフラ事業の更なる民営化を目的とした投資パートナーシッププログラム(PPI-Programa de Parcerias de Investimentos)で過去2年間に亘って海外投資家への投資を誘致していたにも関わらず、膨大な投資額や長期投資計画で投資誘致に結び付かなかった経緯があった。
穀物輸送用鉄道建設で初年度の穀物輸送は2,800万トン、2050年には4,200万トンまで増加、輸送品目として大豆並びに大豆かす、トウモロコシ、大豆油、肥料、砂糖、エタノール、石油派製品が見込まれている。(2018年9月2日付けエスタード紙)