ペルナンブーコ州のアトランティコ・スール造船(EAS)並びにバイア州のEnseada Industria Naval社、南大河州のリオ・グランデ造船の投資総額は66億レアルに達しているが、ペトロブラス石油公社の負債が増加してきているために、今後の国内の造船業界の需要の不透明感が増加してきている。
ペトロブラスの2014年から2018年のプレソルト関連を中心とした造船関連投資は、プラットフォームや浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備のFPSOなどの建造に1,007億ドルが予想されている。
ブラジル国内の造船業は1950年代にジュセリーノ・クビチェック大統領が多国籍企業の誘致による自動車、造船、電機などの輸入代替工業化政策により経済が活性化、1970年代はブラジル国内の造船業界は非常に盛んであったが、1980年代にはハイパーインフレなどの影響で海外の造船会社が撤退、しかし膨大な深海油田の発見で再度外資系企業のブラジル進出が相次いでいる。
2018年までには新規のプラットフォーム14基の建造が見込まれており、EAS社はSete Brasil社に原油輸送タンカー22台並びに石油開発用ドリルシップ7台を納入する。
ブラジル国内の造船業界の従業員総数は7万8,000人を擁しているが、生産性は日本並びに韓国、中国に大きく後れを取っているために、エンジニアの技術力向上が急務となっている。(2014年7月28日付けヴァロール紙)