連邦貯蓄金庫(Caixa)が「Caixa Melhor Crédito」プログラムに従って各種のクレジット金利を最大で88%までカットする影響で、民間銀行は金利引下げを余儀なくされるために、一般消費拡大による国内経済の活性化が可能となる。
同プログラムによる金利低下は、個人向けクレジット並びに中小企業向け法人クレジット、延滞率の低い給与・年金口座連動型クレジット、自動車向けクレジット、法人向け運転資金クレジットに適用されるが、住宅向けクレジットは適用されない。
このプログラムは連邦政府が公立銀行の金利引き下げで、民間銀行のクレジット拡大並びに銀行スプレッドの低下による金利引き下げを目的に実施、一般消費の拡大並びに企業の投資促進を図る。
同金庫は、ブラジル銀行に続いて特別小切手と呼ばれる口座借越残クレジットの月利を67%引下げて最低月利を1.35%に大幅低下、自動車向けクレジット月利は0.98%、法人向け運転資金クレジット月利は2.72%から0.94%に大幅低下、零細・小企業向けクレジット枠は100億レアルに拡大する。
Caixa金庫の「Caixa Melhor Crédito」プログラムによる金利低下では、同金庫に口座を擁する2,500万人が恩恵を受け、4月から年末までのクレジット総額は710億レアルに達すると予想されている。
昨年の連邦貯蓄金庫のクレジット総額は国内4位、今年は、このプログラムによるクレジット拡大で3位にランクを上げると予想されており、同金庫のクレジットの柱である住宅クレジットの金利はすでに低金利となっているために、このプログラムの対象外となっている。
今年の同金庫の住宅クレジット総額は、昨年の800億レアルから1,000億レアルに増加して、ブラジル全体に占める同クレジット比率は14%に増加すると予想、昨年の比率は12.6%であった。
金融スペシャリストは、今年のCaixa金庫のクレジットは前年比35%の増加を予想、ブラジルの銀行の平均増加率である16%を大幅に上回ると予想している。(2012年4月10日付けエスタード紙)