昨日、ブラジルの大手投資銀行BTGパクチュアルは、26日にサンパウロ証券取引所(Bovespa)で新規株式公開(IPO)を実施すると発表、 IPOでは9,000 万株を売り出して41億レアルの資金調達を予定しており、公募価格は1株28.75レアルから33.75レアルが見込まれている。
同銀行のアンドレ・エステベス最高責任者は、調達した資金の80%を自己資本に充当し、財務基盤を強化すると説明し、ブラジルで投資銀行がIPOを実施するのは同銀行が初めてとなり、時価総額は、Bovespa取引所の上位15位以内に入ると予想されている。
Bovespa取引所の時価総額トップはペトロブラス石油公社の3,120億レアル、銀行ではイタウーウニバンコ銀行の1,500億レアル、BTGパクチュアル銀行の時価総額は300億レアル近くに達すると予想、パン・デ・アスーカルグループやJBSグループの時価総額を上回る。
BTGパクチュアル銀行は、今年2月にチリのCelfin Capitalを2億4,500万ドルと同銀行株の2.4%譲渡で買収して、チリ進出の足掛かりを築いた。
コロンビアやペルーに進出しているCelfinを握中に収めることは、ラテンアメリカでの事業展開が可能となり、また中国、米国に次いで対ブラジル貿易額が3位のアルゼンチンでも地場銀行の買収を予定している。
昨年のBTGパクチュアル銀行は、PWC社を抜いてブラジル国内で最も多くのM&Aオペレーションを行う主幹事銀行となり、昨年のM&Aは54オペレーションで総額240億ドルに達している。(2012年4月4日付けエスタード紙)