2003年の5大銀行の純益総額は112億レアルであったが、2011年は316%増加の464億レアルを記録、この期間の政策誘導金利(Selic)の増加率は233%、インフレ指数である広範囲消費者物価指数(IPCA)の増加率55%を大幅に上回っている。
2003年のSelic金利は25.5%、クレジットはGDP比26%であったが、2011年には同金利が11.0%まで低下したにも関わらず、クレジットが49.1%と大幅に増加したために、純益が拡大している。
ブラジルの商業銀行の純益増加は、Selic金利が低下してきているにも関わらず、個人向けクレジットや住宅クレジットの増加、延滞率の増加による銀行スプレッドの高止まり、銀行カード発行増加による手数料収入増加などが要因となっている。また1994年にはブラジル民間の大銀行は16行であったが、今では再編が進んだ影響で、イタウー銀行とブラデスコ銀行の2行に減少している。
昨年のイタウー銀行の顧客1人当たりの手数料収入は、年間839レアルと2位のブラジル銀行の556レアルを大幅に上回っており、3位にはブラデスコ銀行の477レアル、サンタンデール銀行は385レアル、連邦貯蓄金庫は284レアルであった。
イタウー銀行の収益率は2003年の31.3%から昨年は22.3%と大幅に低下、2007年のブラジル銀行並びにブラデスコ銀行、サンタンデール銀行、イタウー銀行の4大銀行の収益率は25.3%、昨年は19.7%まで低下している。(2012年2月27日付けエスタード紙)