昨年のイタウーウニバンコ銀行の純益は合併が完全に終了したシナジー効果で前年比9.7%増加の146億レアルを記録して、ブラジルの国内銀行の記録を更新した。
特にクレジット部門が19%増加の3,970億レアルを記録したために純益増加を牽引。特に住宅クレジットなどの個人向けクレジットは前年比67%と大幅増加した。
イタウー銀行のロベルト・セツバル頭取は,今年の政策誘導金利(Selic)は10%を下回る影響を受けて、銀行の貸出金利低下で収益率は低下するもクレジット拡大で収益低下をカバーできると見込んでいる。
昨年は全体のクレジット拡大に伴って、個人向けクレジット延滞率が特に増加。昨年末の90日以上の延滞率は4.9%。今年初めには5.0%に達するが、その後は安定すると予想されている。
イタウーウニバンコ銀行は合併したために、民間トップを長年維持してきたブラデスコ銀行を抜いてトップに立ったが、ブラデスコ銀行は昨年に1,009支店を開設して、年末にはイタウー銀行との総資産差では、2010年最終四半期の1,180億レアルから900億レアルまで縮小している。
昨年12月のイタウー銀行の総資産は8,510億レアル、ブラデスコ銀行は7,610億レアル、サンタンデール銀行はこれら2行から大きく引き離されて4,000億レアルに留まっている。
昨年のイタウー銀行の支店開設は123支店に留まったために、総資産は前年比13%増加に留まった。しかしブラデスコ銀行は1,009支店開設で20%増加して差を詰めてきている。
しかし一方でブラデスコ銀行は早急な支店開設で従業員が9,400人増加したために、昨年の支出は17.5%増加。イタウー銀行は3,500人増加で9.5%の増加に留まっている。(2012年2月8日付けエスタード紙)