金融アナリストの予想では今年は中小銀行を中心に、最低11%以上が必要なバーゼル指数の維持や困難な海外での資金調達や国内景気悪化に伴う延滞率の増加傾向で、銀行の再編の加速が予想されている。
中小銀行では昨年末に強制預託金の引下げやSelic金利等の利下げを行っているにも関わらず、資金調達が益々困難になってきているために、昨年末にはクルゼイロ・ド・スール銀行がProsper社を買収している。
ヨーロッパの債務危機の先行き不透明感や更なる海外での資金調達困難、延滞率の増加に伴ってイタウー銀行が中小企業向け法人クレジットを縮小したために、中小銀行にとってはミドル・マーケット向けクレジット拡大の可能性はあるが、延滞率増加に伴うリスクが拡大している。
昨年9月には中銀が強制指導しているバーゼル指数11%に近い中小銀行向けに信用保証基金(FGC)の資金75億レアルを放出してM&Aを支援、BMGがSchahin社、JBS銀行がMatone社、42億レアルの不正資金発覚後にBTG銀行はパンアメリカーノ銀行を買収している。
最近のM&Aではポルト・セグーロ銀行がBRパートナーズ買収で投資銀行設立を予定、Luso・ブラジレイル銀行はポルトガル資本Amorim銀行並びにCaio Induscar工場買収後に1億レアルの資金調達を受けている。
また中小銀行のM&Aではポルトガル資本Banif銀行がブラジル国内での事業撤退が業界内でうわさになっているために、ブラジル国内のBanif銀行を放出すると予想されている。(2012年1月4日付けエスタード紙)