連邦政府は世界経済沈静化の影響を防ぎ、内需拡大で国内経済活性化をするために、公立銀行のクレジット拡大のために国庫庁から資金提供の準備を整えている。
しかし中銀は各銀行に最低でもバーゼル指数を11%以上維持するように指導しているにも関わらず、連邦貯蓄金庫(Caixa)のバーゼル指数は2008年の世界金融危機前のバーゼル指数19.09%から今では13.45%まで低下している。
Caixa金庫のバーゼル指数が最低指数の11%近くまで減少しているために、同金庫は財務省に50億レアルから80億レアルの資金調達を要請している。
またブラジル銀行のバーゼル指数は14.5%と民間銀行であるイタウー-ウニバンコ銀行の15.1%、ブラデスコ銀行の14.9%と同レベルにあるが、クレジット拡大するためには自己資本比率を引上げる必要がある。
しかしブラジル銀行は自己資本引上げの替わりに国庫庁からの貸出を要請、社会経済開発銀行(BNDES)も年末までに、国庫庁から100億レアルから150億レアルの貸出を受けると予想されている。
BNDES銀行はBNDESparを通して、特にインフラ関連企業の社債発行で5%から20%の資本参加、Amilpar社並びにRota das Bandeiras社の社債発行で資本参加している。
BNDES銀行は資本参加している企業の社債を償還期間まで維持するのではなく、資本参加企業の競争力や収益性が向上すれば、資本参加から撤退する。
国庫庁からの資金調達資金は国庫庁が政策誘導金利(Selic)で国債を発行、その高金利の資金をBNDES銀行が低金利の年利6%の長期金利(TJLP)で貸し出すために、金融市場関係者から補助金と同じであり、国民に負担を強いていると非難されている。(2011年12月6日付けエスタード紙)