ブラジル銀行業界連盟(Febraban)の発表によると、10月の個人向けクレジットは21日間も継続した銀行のストライキによる窓口業務の遅れなどの要因で、前月比1.1%と僅かな増加に留まった。
しかしストライキの影響で金利の高いクレジットカードや特別小切手と呼ばれる口座借越残クレジット使用を余儀なくされたために、クレジットカードは12.3%、口座借越残クレジットは9.5%と大幅に増加した。
10月の15日から90日の個人向けクレジットの延滞率は0.5%、自動車購入向けクレジットは0.7%、その他の耐久消費財向けクレジットは1.2%それぞれ増加、法人向けクレジットは0.2%増加している。
10月の商業銀行のクレジットは先進国の経済情勢の悪化や国内経済の鈍化に伴って、銀行がクレジット枠を縮小しはじめた影響で前月比4.5%と大幅に減少、今後数ヵ月間の大企業向けクレジット拡大も期待が持てない。
しかし過去3カ月間のクレジット需要は縮小傾向となっていたにも関わらず、連続した政策誘導金利(Selic)の引下げ、インフレ以上のサラリー調整や13ヶ月目のサラリー支給で、最終四半期の個人向けクレジットは拡大が予想されている。(2011年11月29日付けエスタード紙)