社会経済開発銀行(BNDES)のルシアノ・コウチーニョ総裁はアフリカ大陸への進出を希望しているブラジル企業を支援するために、ファイナンス面で積極的にサポートしていくと強調している。
アフリカ大陸にはポルトガル語が公用語のアンゴラ、モザンビーク、カーボベルデやサントメ・プリンシペがあり、距離的にも近く、また今後の経済成長率や人口増加率が高いために、消費の拡大が見込める。
コウチーニョ総裁はブラジルにとってアフリカは飛躍できるチャンスが多く、特に農業、バイオ燃料、電力エネルギー、インフラ部門で大きなプロジェクトへの参入が期待できる。
また銀行サービス部門、商業や観光部門、製造部門では加工食品、衣料、履物、医薬品,飼料や農薬関連部門でも飛躍的に拡大するチャンスがあり、特にブラジル企業は食糧増産や電力エネルギー部門で貢献できると予想している。
同総裁はブラジルからの農業向け機械、電力エネルギーや建設部門向け装置の輸出などの拡大が可能、また石油・天然ガス、インフラ整備や鉱業部門拡大を見込んでいる。
ブラジルはアフリカ諸国での農業生産拡大のために技術協力支援で、食糧確保を急いでいる中国やインドへの食料品輸出拡大サポートで大きな貢献が可能となる。
2008年のアフリカ諸国からの輸入額は157億ドル、しかし世界金融危機の影響を受けた2009年は90億ドルと大幅な落ち込み、昨年は115億ドルに回復、今年は150億ドルが見込まれている。
コウチーニョ総裁はインフラ、電力エネルギー並びに農業分野以外にも、通信、医薬品や資本財などの開発や技術支援で、アフリカ諸国に貢献できると見込んでおり、現在のアフリカ諸国のポテンシャルは人口10億人、GDPは1兆7,000億ドル、今後10年後には2兆7,000億ドルに達すると予想されている。
アフリカ大陸ではチュニジアに端を発したジャスミン革命での民主化運動が北アフリカや中近東に拡大、人口増加による雇用や賃金上昇による消費拡大、またブラジル企業にとってアフリカ大陸を縦横する道路建設プロジェクトなどのインフラ部門やブラジル企業が競争力を持つ電力エネルギーなどに大きなチャンスがある。(2011年11月17日付けエスタード紙)