ブラジル銀行の9月のクレジット残高は4,025億レアルと過去12カ月間では18.46%増加しているにも関わらず、6月比では5.0%の伸び率に留まって減速、8月には今年のクレジット伸び率を年頭予想の17%~20%を15%~18%と大幅に下方修正していた。
しかしクレジット部門の伸び率が大きいのは延滞率が小さい部門向けクレジットであるが、収益率も低い。農業部門向けクレジットは予想を上回る12.3%の伸び率を記録している。
第3四半期の農業向けクレジットの延滞率は0.9%と前四半期から安定して低率を維持、しかし個人向けクレジットは傘下のヴォトランチン銀行の自動車向けクレジットの延滞率が大幅に増加したために、3.0%から3.2%に上昇している。
ブラジル銀行では3,000レアル以下の個人向けクレジットの与信審査を厳格に行って、延滞率の低下を図ると予想されているが、ブラジル銀行の全体のクレジットの延滞率は2.1%の大手銀行の平均延滞率3.5%を大幅に下回っている。
ブラジル銀行、イタウー銀行、ブラデスコ銀行並びにサンタンデール銀行の第3四半期の純益総額は104億1,000万レアルと前年同期比13%増加、イタウー銀行が25.48%増加の38億1,000万レアルで、ブラジル銀行の29億2,000万レアルを抜いてトップとなっている。
第3四半期の四大銀行のクレジット総額は1兆1,866億9,000万レアル、ブラジル銀行に次いでイタウー銀行が3,352億8,000万レアルで2位、ブラデスコ銀行は2,604億7,000万レアル、サンタンデール銀行は1,883億9,000万レアルとなっている。
第3四半期のイタウー銀行の延滞率は4.7%とサンタンデール銀行の4.3%、ブラデスコ銀行3.8%と最悪であり、ブラジル銀行の2.1%の2倍以上の延滞率を記録している。(2011年11月7日付けヴァロール紙)