中銀の通貨政策委員会(Copom)は8月末から2回連続で政策誘導金利(Selic)を利下げしたために、銀行の貸出金利は低下してきているにも関わらず、今後の延滞率増加を予想して、スプレッドは増加している。
9月の銀行の個人向けクレジット年利は、8月末の金融市場関係者の予想を覆す利下げ幅の影響で46.2%から45.7%に減少、法人向け年利は30.9%から30%に利下げしている。
金融市場関係者は今後も継続してSelic金利の減少を予想しているために、銀行のクレジット部門の拡大を見込んでおり、今年は前年比17%の増加を予想、過去12カ月間では19.6%増加している。
9月の銀行の調達金利は1.0%減少したにも関わらず、銀行のクレジット金利は0.7%しか減少しなかった要因として、銀行の個人向けクレジットのスプレッドが28.1%と過去2年間で最高となっている。
ブラデスコ銀行の第3四半期の純益は前年同期比11.4%増加の28億1,500万レアル、今年9カ月間では18%増加の83億200万レアルを記録、純益増加を牽引したのは二桁台の伸び率を記録したクレジット、保険販売や手数料の増加であった。
9月末のクレジット総額は22%増加の3324億レアル、法人向けクレジット伸び率が個人向けクレジット伸び率13.3%の2倍に相当する26.5%を記録して牽引した。
また過去12カ月間の住宅購入向けクレジットは62%と大幅に増加、9月の全体の延滞率は3.8%と7月の3.7%から上昇、前年との比較では同率で推移している。(2011年10月27日付けエスタード紙)