8月末にブラジルの中銀が大半の予想に反して大幅に政策誘導金利(Selic) を引下げたのを皮切りに、新興国やコモディティ製品輸出国がヨーロッパの先行き不透明感増加によるリッセッション入りの可能性増加やインフレ低下見通しで、金利引き下げを行うと予想されている。
今週末から来年3月にかけてオーストラリア、カナダ、南アフリカ、メキシコ並びにチリの中銀が0.25%から1.5%の基本金利の引き下げを行うと予想されているが、今年6月にはカナダ、南アフリカ、メキシコ並びにチリは今後1年間に亘って金利を凍結すると予想されていた。
来年3月までにチリの中銀による1.50%の基本金利の引き下げが予想されており、オーストラリア1.41%、南アフリカ0.27%、メキシコは0.23%の基本金利の引き下げが予想されている。
ブラジルは8月末にSelic金利を大幅に引き下げたにも関わらず、9月の広範囲消費者物価指数(IPCA)は0.53%、過去12カ月間では7.31%と大幅に上昇してインフレ圧力が高まってきており、特にサービス部門のインフレは9.04%と大幅に上昇しているために、今後のSelic金利の切り下げ幅が不透明となってきている。(2011年10月10日付けエスタード紙)