また米国の政府債務の上限引き上げ法が成立したことで、米国債のデフォルトという最悪事態の回避、格付け会社スタンダード&プアーズ(S&P)による米国の長期信用格付けの引き下げ、イタリアやスペインの債務危機の他国への波及など世界経済の不透明な見通しで、金融市場のボラティリティ-が拡大しているために、全体的には安全な投資先に資金が流れている。
8月の投資の収益では世界の経済情勢が不安定になればなるほど投資先に選ばれる金投資が7.93%と断トツの収益性となり、今年も15.83%を記録しているにも関わらず、金融スペシャリストはハイリスク・ハイリターンの投資先であるために、小口投資家には奨励していない。
米国の芳しくない経済情勢にも関わらず、8月のドル投資の収益率は2.64%と金に次ぐ収益となり、2010年5月の4.48%に次ぐ収益率を記録したにも関わらず、今年8カ月間ではマイナス4.21%を記録している。
一方でサンパウロ平均株価(Ibovespa)はマイナス3.96%と唯一のマイナスを記録、また今年8カ月間ではマイナス18.48%と最悪の投資先となっている。
8月のRFファンド(確定利付証券)は0.94%、DIファンド(銀行間供託証券)は0.85%、CDBファンド(銀行定期預金証)は0.76%、ポウパンサ預金は0.71%とそれぞれインフレ指数の総合市場物価指数(IGP-M)の0.44%を上回った。(2011年9月1日付けエスタード紙)