米国の民主・共和両党指導部が法定債務の上限引き上げと財政赤字削減で合意が難航している問題やギリシャをはじめとしたヨーロッパ諸国の債務問題など、先行き不透明感の増加に伴って、世界の株式市場では株価の下落が続いている。
7月のサンパウロ平均株価(Ibovespa)の収益率はマイナス5.74%と投資先としては最も下落、一方、世界経済の先行き不透明感の増加に伴って、先行きが不透明な時に投資先として選ばれる、金投資の収益率は9.32%と大幅に上昇した。
また政策誘導金利(Selic)のインフレ分を差引いた実質金利が世界で最も高いために、確定金利付き投資の一つである銀行間預金証(CDI)並びに銀行間預金ファンド(DI)の収益率はそれぞれ0.77%であった。
今週、中銀の通貨政策委員会(Copom)の議事録が発表されるが、金融関係者は年末のSelic金利を13.0%と予想しているために、確定金利付き投資に更に投資金が流れると予想されている。
今年7カ月間の株投資はマイナス15.12%と大幅に下落しているために、投資ファンド関係者は今後12カ月間にIbovespa 指数は6万5,000ポイントまで上昇すると見込んでおり、底値と予想されている現在が株購入時と見込んでいる。
今年7カ月間の金投資の収益率は7.32%でトップ、CDB5.17% ,DI5.13%、ポウパンサ預金3.61%、ドル投資はマイナス6.67%、Ibovespaはマイナス15.12%とインフレ指数の総合市場物価指数(IGP-M)の3.03%を大幅に下回っている。(2011年7月30日付けエスタード紙)