欧米は債務問題を抱えて経済成長が停滞しているにも関わらず、13億人の人口を抱える中国は好調な経済成長を維持するために、天然資源確保並びに食糧確保に躍起となっている。
昨年の中国のラテンアメリカへの投資総額は150億ドル、そのうちブラジルへの投資は70%以上に相当する110億ドル、特にエネルギー部門と農業部門への投資を行っている。
昨年のブラジルと中国の貿易は前年比56%増加、ブラジルの貿易黒字は52億ドル、今年初めにバイア州バレイラス市に40億ドルを投資して大豆加工工場や肥料工場建設、サイロやロジスティック部門への投資を発表している。
71億ドルを投資してレプソルに40%資本参加している中国石油化工業団公司(SINOPEC)はリオ州カビウーナスとエスピリット・サント州ヴィトリア間並びに同州のリニャーレスとバイア州ポジュカ間のパイプラインを所有している。
今年はジウマ・ロウセフ大統領の訪中で投資傾向に変化が表れてきており、テクノロジー部門への投資が増加、テレコンZTE社はサンパウロ州オルトランジアに2億ドル投資してセルラー工場を建設、Huawei社は3億5,000万ドルを投資して、カンピーナス市に研究センターを建設する。
今日、中国の自動車メーカーChery社はサンパウロ州ジャカレイ市で自動車工場の定礎式を予定、この工場には4億ドルを投資して2013年の完成を予定している。
2009年の中国のブラジル国内の投資はエネルギー部門が45%、農業20%、鉱業20%、鉄鋼部門が10%、中国からの投資はサンパウロ州、ミナス、リオ、ゴイアニア、バイア並びにペルナンブーコ州に集中、また昨年の中国とラテンアメリカの貿易総額は1800億ドルであった。(2011年7月19日付けヴァロール紙)