中銀の発表によると6月の外貨流出は流入を上回って25億6,000万ドルの赤字を記録したにも関わらず、今年第1四半期の流入が大幅に増加した影響で、上半期の流入残は398億3,000万ドルと前年同期の33億6,300万ドルの11倍に達している。
海外で金利の安い資金を調達して実質金利が世界トップのブラジル国債などの確定金利付き投資を行うキャリートレードなどによる外資流入を阻止するために、金融取引税(IOF)を2度に亘り6%に引上げ、さらにブラジルの商業銀行や企業の海外での低金利の資金調達に対して、IOF税6%並びに借入期間を1年から2年間に延長した影響で4月から効果が表れ始めていた。
6月のブラジルの金融市場の外貨流出は流入を39億3,000万ドル上回ったが、今年上半期では236億4,000万ドルの流入残を記録していた。
また6月の貿易収支は国際コモディティ製品価格の影響で輸出額が輸入額を13億8,000万ドル上回って黒字を計上、今年は161億9,000万ドルの黒字を計上している。
しかしレアル高の為替傾向が明らかになってきて数日前のレアル通貨は1999年1月以来の高値を記録、6月の商業銀行の為替スワップ取引は前月比58%上回る146億9,000万ドルに達して、中銀が今年初めに許容できる取引額100億ドルを上回っている。(2011年7月7日付けエスタード紙)