今月初め10日間のドル流出残は29億3,600万ドルに達して5月後半からの傾向を継続、ギリシャの債務危機、北アフリカや中東の反政府運動拡大などでリスクの高い金融投資から安全な投資に資金が流れ込んでいる。
今月10日間の金融投資のサンパウロ証券市場(Bovespa)、国債などの確定金利付きファンド投資や対内直接投資の資金流入は118億8,500万ドル、流出は153億7,500万ドル、流出残は34億9,000万ドルとなっている。
特に今月7日には24億500万ドルが流出、貿易収支では輸出は64億4,400万ドル、輸入が58億8,900万ドル、貿易黒字は5億5,500万ドルを計上している。
今年のドル流入残は第1四半期の流入が大きく寄与して394億5,400万ドルの黒字を計上、しかしブラジルの商業銀行や企業の海外での低金利の資金調達に対してIOF税6%並びに借入期間を1年から2年間に延長した影響でドル流出が大きいために、今月10日間の中銀のドル介入は16億6,500万ドルに留まっている。(2011年6月16日付けヴァロール紙)