世界的な政治や経済の不確定要素の増加並びに連邦政府によるサンパウロ証券取引所(Bovespa)で非常に大きなウエートを占めているヴァーレ社やペトロブラス石油公社の経営体制干渉などの影響で5月のヴァーレFGTSファンド株はマイナス3.44%、今年はマイナス8.46%、ペトロブラスFGTSファンド株はマイナス5.25%、マイナス9.94%と下落している。
ヴァーレ並びにペトロブラスの株価の下落やヨーロッパ諸国の債務問題、東日本大震災による日本を含むアジア諸国への部品供給問題、北アフリカや中東の民主化要求デモなどの先行き不透明感の増加で、5月のサンパウロ平均株価(Ibovespa)はマイナス3.44%、今年は6.76%と大幅に下落しており、また今後数カ月間に亘って世界の株式市場のボラティリティが継続すると予想されている。
現在の年利12%と非常に高い政策誘導金利(Selic)や世界の政治的な不確定要素の増加で、多くの投資家は安全な投資に流れており、ハイリスク・ハイリターン投資から安全な投資に資金が流れている。
5月のRFファンド(確定利付証券)は0.85%、DIファンド(銀行間供託証券)は0.79%、CDBファンド(銀行定期預金証)は0.73%、ポウパンサ預金は0.66%とそれぞれインフレ指数の総合市場物価指数(IGP-M)を上回った。
また今年4カ月間のRFファンドの利益率は3.9%、DIファンド3.58%、CDBファンド3.6%、ポウパンサ預金は3.64%を記録、しかし5月の金投資はマイナス0.88%、今年はマイナス3.9%となっている。(2011年6月1日付けエスタード紙)