スタンダード&プアーズ(S&P)はブラジルの長期外貨建てソブリン信用格付けの見通しを長期的な景気見通しの改善を理由に「安定的」から「ポジティブ」に変更、しかし長期自国通貨建て格付けの見通しは「安定的」で据え置かれている。
また、ブラジルの外貨建ての長期および短期格付けは投資適格級で最下位のBBB‐、ならびに自国通貨建ての長期および短期格付けはBBB+に据え置かれている。
ブラジル中銀のインフレ軽減に対する金融政策やマクロ・プルーデンス政策採用による健全な信頼感や安定したマクロ経済などが格付け引上げに評価されている。
S&Pのセバスチアン・ブリオーゾ氏は見通しを「ポジティブ」に変更した要因として、ブラジルの国内総生産(GDP)が長期的に安定した成長が見込まれ、経常赤字や財政赤字が低水準で、今後3年から5年間の間に外部の悪影響に対するぜい弱さが徐々に是正されることを理由に挙げている。(2011年5月24日付けエスタード紙)