サンパウロ証券取引所(Bovespa)の大手上場企業の多くは農産物や天然資源などのコモディティ商品販売に依存しているために、国際コモディティ価格の変動で企業の株価が大きく左右されている。
今年のサンパウロ平均株価(Ibovespa)はマイナス5.15%とメキシコのマイナス3.05%、日経平均株価のマイナス2.71%よりも大幅に下落、一方でダウジョーンズは8.92%、ナスダックは6.35%上昇している。
またコモディティ価格の下落以外にも、6%を超えるインフレや政策誘導金利(Selic)の連続した上方修正で、企業の収益性が圧迫されていることも株価下落につながっている。
Bovespa上場企業の中でもペトロブラスとヴァーレ社の2社の時価総額は全体の26%を占めているために、石油価格や鉄鉱石や非鉄金属の国際コモディティ価格の変動に伴って、サンパウロ平均株価も大きく左右される。
先週の世界の株価は新興国の不透明な経済成長予想で金、銀、大豆、トウモロコシやアルミのコモディティ価格が9%下落、石油価格は14.7%と大幅に落ち込んでいる。
しかしブラデスコの証券担当者は年末のIbovespaを現在の34%高に相当する8万6,000ポイントを予想、イタウー銀行は8万7,000ポイント、サンタンデール銀行は8万ポイントを予想して現在の6万3,000ポイントは買い時であると見込んでいる。(2011年5月16日付けエスタード紙)